デルタ10THCは、大麻業界で最近注目を集めている、新しく刺激的なカンナビノイドです。デルタ9THCは最もよく知られ、一般的に使用されているカンナビノイドですが、デルタ10THCはその独自の効果と利点から、代替品として急速に人気が高まっています。このブログ記事では、デルタ10THCとは何か、他のカンナビノイドとの違い、そしてハイになるかどうかについて解説します。
デルタ10 THCとは何ですか?
THC異性体は、過去数十年にわたり大麻研究者によって特定されてきました。厳密に言えば、大麻に含まれる最もよく知られたTHCはデルタ9THCと呼ばれています。現在では、デルタ8THCやデルタ10THC（10-THC）など、数多くの異性体が存在しています。簡単に言えば、異性体とは、化学式は同一でありながら構造が異なる化合物です。通常、この新しい構造は、新たな薬理学的特性を伴います。
デルタ8THCで明らかになったように、この化学構造のわずかな違いが、全く異なるユーザーエクスペリエンスをもたらす可能性があります。大麻消費者は、デルタ8やデルタ10といったTHCの「新バージョン」を試すことに興奮しています。新しい大麻品種と同様に、これらは従来のハイとは異なる感覚を提供し、独自の効果と利点を備えています。
実は、デルタ10THCは偶然発見されました。カリフォルニア州で、フュージョンファームズ社が難燃剤に汚染された大麻からTHC蒸留物を抽出している際に発見したのです。謎めいた結晶を形成したこれらの物質は、当初はカンナビノイドのCBCとCBLと誤認されていましたが、数ヶ月にわたる研究の結果、デルタ10THCであると正しく特定されました。現在、デルタ10はデルタ8濃縮物の製造に用いられる変換プロセスに匹敵するプロセスで生産されています。これが、デルタ10の純粋さの秘訣でもあります。
Delta 10 THC でハイになりますか?
はい。デルタ10はTHCの誘導体であるため、酩酊状態を引き起こす可能性があります。デルタ10のハイは、デルタ9やデルタ8のハイよりも強度が低く、全身に広がるハイというよりは頭蓋骨に感じるハイに近いと報告されています。デルタ10THCはCB1受容体への結合親和性が低いため、効果は弱くなります。デルタ10の効果はインディカよりもサティバに近く、パラノイアや不安感が少ないと主張する人もいます。
サティバ種は、一般的に脳に作用し、気分を高揚させる効果をもたらすため、日中の使用に適しています。特に、インディカ種に特徴的な鎮静作用やソファに縛り付けられるような効果をより多くもたらすデルタ8系のエディブルと比較すると、その効果が顕著です。
デルタ10THCは薬物検査で陽性反応を示す可能性があることを覚えておいてください。ほとんどの検査施設では、THC異性体の区別がまだできません。そのため、デルタ9THCの検査で陽性反応が出る可能性があります。何らかの薬物検査を受けることが分かっている場合は、デルタ10THC製品を絶対に使用しないでください。
デルタ 10 THC の利点は何ですか?
科学者たちはデルタ-10-THCの存在を以前から知っていました。しかし、このカンナビノイドは様々な理由から、大規模な実験室研究の対象となっていませんでした。自然界では非常に微量しか存在しないため、大麻研究者もこれまでその存在を知りませんでした。デルタ-10-THCの効果については、まだ多くの研究が必要ですが、試してみる価値がある理由をいくつかご紹介します。
●ほとんどの州でオンラインで購入できます
●デルタ9THC濃度が0.3%未満の植物から生産されています
●CBDよりも精神活性が高く、特に他のカンナビノイドやテルペンのプロファイルと組み合わせると、大麻の消費者に従来のデルタ9の高揚感とは異なる体験を提供します。
●日中の使用には、活力と刺激を与えるサティバのような効果が望まれます。
●汚染物質、農薬、残留溶媒、ビタミンEアセテートなどが検査されており、路上販売されているTHCカートリッジよりも安全な代替品となります。
投稿日時: 2023年6月16日